ソニー RX10Ⅲレビュー(続)

2016年07月09日 in レビュー


前回のレビューのちょっとした続きです。

今回は高速連写のテストの為、動きの速いツバメの撮影を試みました。 シャッタースピード1/2000秒で手持ち撮影です。並べて動画風にしたのがこれです。

次に紹介する写真にも写っていますが、とにかく望遠が利きますので野鳥の撮影には最適なカメラだと思います。解像度も最大で撮影していますので、大きく伸ばしても綺麗な静止画としてプリント出来ました。

 

次は銚子の海岸で600ミリ(35ミリ換算)での撮影です。カメラ音を消して望遠寄りで撮影すると他人にほとんど意識されることが無いため、シャッターチャンスを逃しません。

KOG00612絞りF4、露出時間1/4000秒、ISO500

KOG00738絞りF4、露出時間1/4000秒、ISO200

KOG03879絞りF4、露出時間1/800秒、ISO800

KOG09405絞りF4、露出時間1/3200秒、ISO200

KOG09996絞りF4、露出時間1/4000秒、ISO250

 

RX10Ⅲの使用上の気になった点

非常に高機能・高性能なDSC-RX10M3ですが、私も含め使用している中で気になった点がいくつかあります。今回はそれもご紹介したいと思います。

1.電源オフ時にレンズに指が触っていた為、指を挟んでしまった

2人の知人からこの件で連絡を頂いたのですが、指を挟むと結構痛いようです。注意しないとこれはかなりの頻度で起こるかもしれません。

2.電源オフ時に衣服を挟んでしまい、レンズが出た状態で電源が切れてしまった

1にも似ていますが、とにかく無意識のうちに手や服を挟んでしまうことがあるため、気を付けるしかありません。飛び出てしまったレンズは電源を一度入り切りすれば元に戻ります。

3.写真が撮影している途中からイラスト表現になってしまった

これはいろいろ点検したのですが、おそらくコントロールホイールに無意識のうちに指が触れてしまい、設定が変わってしまった様です。

DSC00944

イラスト表現になってしまった写真

カメラ本体のモニターやファインダーでは気づきにくいので、そのまま撮影をしてしまいやすいです。(私も一度同じ状況になりました)

4.逆光時のオートフォーカスがかなり厳しい

これはなにもRX10Ⅲに限ったことではなく、逆光時には明るいほうに焦点を合わせようとするため理論上AFを見失いやすいのですが、大ざっぱに言って20万円以下の価格帯のデジカメは逆光に特に弱い印象があります。理由はオートフォーカスの方式を位相差方式ではなくコントラスト方式を採用していることが根本にあるのですが、原理的な問題なのでこの場合にはMFに切り替える位しか方法がありません。

 

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